素直でおっとりした性格の仁菜子は、まだ戀という感情を知らず、日々を過ごしていた。そんなある日、帰りの電車で同級生の蓮と遭遇し、次第に彼の祕めた優しさに惹かれていく。胸に何か刺さったように苦しくなる仁菜子。やがて、その思いが「戀」であることを自覚した彼女は、意を決して蓮に思いを伝えるのだった。